いまおもしろ無線受信ガイド21を読んでいます。


買った・・のではなく、AmazonのKindle Unlimitedの無料読み放題で読んでいます。

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Kindle Unlimitedでは過去のラジオライフ周波数帳も読むことができますので、興味がある人はぜひ契約してみることをおすすめします。
たった月980円で雑誌やビジネス書が読み放題なんですから、雑誌を買って読んで捨てるくらいならこっちの方が確実にお得ですよ。





このおもしろ無線受信ガイドのシリーズですが、初めて読んだのはたしか表紙が緑色でしたね。
調べてみたら1990年度版だったようです、ってことはもう30年前ですね。
当時はまだ子供でしたが、たまたま本屋でそれを読んで無線屋さんに行き、フェアメイトのHP-100っていうデカいハンディ機を買ったんです。
それ以降も時々買ってたおもしろ無線受信ガイドですが、最近買ったのはIC-R5を買った時だったと思うので、10年ほど位だったかなぁ。

おもしろ無線(子供の頃はアクションバンドと呼んでた)を聞き始めた頃は警察・消防・携帯電話・コードレスホンの受信にまだ制限がなかった時代でした。
秘話といってもせいぜい音声反転式だったので、音声反転装置(懐かしの10番A)を1,500円位で買ってきてイヤホン端子に繋げるだけで聞けました。
あの頃と比べると今は広帯域受信機で聞ける無線が減ったなぁと感じますね。
それだけにいまさら受信機を買ってどうするんだという気もしてきますが・・・

おもしろ無線受信ガイドのキャッチコピーは「無線通信を受信するための、唯一のガイドブック」。
エアバンドには別のムック本もありますが、おもしろ無線を網羅しているという点では唯一の貴重な書籍です。
(書籍というよりもはや無線の歴史資料ですね)

さてVol.21の内容ですが、
エーオーアールAR-DV10vsアイコムIC-R30 操作ガイド
ハンディ機8機種○×インプレ
初めてでも大丈夫! おもしろ無線Q&A
受信ジャンルの特徴と聞き方ガイド
第1章 乗り物無線
第2章 アクシデント無線
第3章 アミューズメント無線
第4章 ミリタリー無線
第5章 プライバシー無線
ステップアップ編
別冊付録『周波数帳ミニ』

となっています。

■エーオーアールAR-DV10vsアイコムIC-R30 操作ガイド
最新のデジタル受信機の購入を考えている人にはAR-DV10とアイコムIC-R30の比較記事は参考になるのではないでしょうか。
とはいえ価格が1.5倍違うわけで、その差額をAR-DV10固有で復調できる無線のために払うか、IC-R30とアンテナなどの周辺機器の組み合わせにかけるかで決まってしまう気がします。
いまのところデジタル受信機で聞いて楽しそうなのは、デジタル簡易無線と一部の鉄道無線くらいかなという気がしますので、個人的にはどちらも微妙かなと。
せめてコードレスか消防だけでも聞ければ買うという人が結構いる気もしますが、個人情報保護などの問題もあってまず無理でしょうね。
ただこの時期にデジタル受信機を販売している事は評価されるべきだと思います、これが世代が進んでどのように進化するのか楽しみです。

■ハンディ機8機種○×インプレ
恒例の機種別インプレですが、いまはアナログハンディ機の新機種がないので同じ記事の使い回しになっちゃってますね。
以前の号を読んでない人には役立ちますが(自分がそうです)。
私はDJ-X11Aを購入しましたので、そこを中心に読んでいます。
これによると、DJ-X11は感度・スキャン速度でIC-R6にはかないませんが、2波同時受信・日本語表示可能な高精細ディスプレイ・クローンソフトが無料という点ではDJ-X11が勝っているようですね。
DJ-X11を購入した理由がまさにその見やすいディスプレイ・2波受信・ソフト無料だったので、そこについては全く満足しています。
IC-R6も以前使ってましたが、感度も良くクローンソフトさえあれば文句のない機種です。
感度抜群、バッテリーの持ちもいい、スキャンは爆速。
逆に言えばソフトがなければメモリー登録で地獄を見るんですが。

■受信ジャンルの特徴と聞き方ガイド
受信ジャンルの紹介記事ですが、上でも書いた通り以前とは比べ物にならないほど受信ジャンルが減っていますので、この部分の記事ボリュームが大きく減っています。
寂しいですよね。

【航空無線(エアバンド)について】
今回DJ-X11Aを買ったのは、主に航空無線を聞きたかったからです。
(そのための「A」付き)
以前はコードレスや携帯電話・消防・警察をメインに聞いていて、航空無線は敷居が高くて聞いてなかったんですよね。
でも最近YouTubeでエアバンド受信を紹介している動画を見て、自分も受信機で聞いてみようかなと思ったのが受信復帰のきっかけです。

【船舶無線について】
船舶無線については、仕事で港の近くを通るのでもしかして船舶無線(国際VHF)が聞けるんじゃないかと思っています。
まだ試してないのですが自宅からは無理っぽいので、港の近くに行ったらチャレンジしてみようと思います。
→VHF16チャンネルは意外と家でも入ってます。

【消防署活系について】
消防署活系は現場無線ということになるのでしょうが、うちの近所は田舎で火事もめったに起きないので聞くチャンスはほとんど無いんじゃないかと思います。
まぁ火事は無い方がいいですよね。

【ミリタリー系について】
ミリタリー系はどうだろう?GCIなんかは面倒そうでいままで試したこともないです。
以前航空祭でブルーインパルスの無線は聞いたことあります。その時は空港のTWRの周波数か何か使ってたと思います。
ミリタリー系は民間のエアバンドに慣れてから考えようと思います。

【プライバシー無線について】
プライバシー無線は正直もう期待してないですね。
コードレスやPHS、携帯電話も聞き放題という時代も経験していますが、さすがに今はデジタル化が完了しています。
盗聴器なんてさらに見込み薄で、以前も書きましたが盗聴なんて3,000円位のICレコーダー使った方が簡単ですからね。

■ステップアップ編
アンテナ交換のすすめというこちらも恒例の記事で、ダイヤモンド・コメットのハンディアンテナを中心にジャンル別オススメのアンテナを紹介しています。
これは参考になる人が多いんじゃないでしょうか。
受信機にとってアンテナは距離を縮めてくれるアイテムですから大事ですよね。
私もこの記事を参考に、今回ダイヤモンドのSRH789SRHF10を購入しました。





おもしろ無線受信ガイド21。
以前に比べて聞ける無線の数は随分減って、つい「昔は良かった」的な感想が多くなってしまいましたが、デジタル受信機も出てきましたしまだ楽しめそうかなといった印象でした。
次の号にまた新しい記事が追加されることを期待したいと思います。